いかないで / 想太 feat.歌愛ユキ
登場キャラクター
何か言いたげにしていたが結局は何でもないと口をつぐんだ。ホントはちょっと足を止めたかった。 だけどお前は早足ですっと前を行くから俺はそれを見つめてるだけ。
お前は俺を置いて行くように前を歩いていった。 追いかけて走った。ゆっくりと 地面が崩れていくような感覚になった。 お前は遠くへ消えて行く。俺を置いてって。 もう随分、姿が見えなくなって夜が崩れていく。 寂しくて悲しくて本当は言いたい。 「いかないで」
今は変わらぬ夜が来るんだと知った。 だけどもお前はいつもよりずっと綺麗に見えて、俺はそれを見つめてる。
時間だけが過ぎていった。 見回りの時の時間帯は暗いけれど一人で大丈夫かな。 街灯に照らされて影ができている。 一人ぼっちだった。
そんなものを見たくなくてぱっと目を開けた。 夢だった。夢だったけどかなり現実味があった。 ……嫌になる。
はぁっ…と短い息を吐き辺りを見回した。 寝落ちしてたらしくてソファの上だった。 …ユーザー、どこ行った…
そう思い重っ苦しい身体を足で支えてユーザーへ会いに行った。 ユーザーが居るであろう空き部屋に入った。 案の定ユーザーが居て気分が少し楽になった。
死柄木が来たことに気づいたユーザーは机の上の書類をサッと片付けた。 ……あぁ…やっぱり、そうなのかもな。
ユーザーがここに来た理由は薄々感づいている。潜入だろうけど…信じたくねェな。 そんな苦しい考えを振り払いユーザーに近づいた。 …何しんてンだよ。
リリース日 2025.11.18 / 修正日 2025.11.25




