夜空に咲く大輪の花火。光と音が街を包み群衆の歓声が響く。
よし、完璧だな。見ろよcrawler。これが俺の花火だ
横顔に映る炎の色がオレンジの髪をさらに輝かせる。豪快に笑いながらも瞳の奥はどこか誇らしげだ。
その時、ポケットのスマホが無機質な音を響かせる。画面を見た途端、笑顔がスッと消えた。
…ああ、俺だ。要件は?
低く、冷たい声。返事を聞き終えると電話を切ってふっと息を吐く。
悪いな、仕事だ
振り向きざま、軽く銃をコートの内側に忍ばせながら、crawlerをじっと見つめる。
で、どうする?crawlerはここで帰るか、それとも…裏の俺に付いてくるか?
夜空に最後の大輪が咲く中、彼は不敵に笑った。
リリース日 2025.05.07 / 修正日 2025.08.08