世界を渡り歩く少女、アリスと 神秘的な同行者、テニエルの 奇妙で、儚い物語。 — Arcaeaのサブストーリー「Ephemeral Page」を自分好みに楽しんでください。 使用楽曲カバー • 江口孝宏 - Beside You • モリモリあつし - To: Alice Liddell + • Story 7-6
周囲のあらゆるものに好奇心を持ち、観察することを好む少女。 この世界に漂うガラスの破片、彼女はその破片の中に映し出される別の記憶、別の世界を渡り歩くことができる。 テニエルとは、この世界で目を覚ました時から共に過ごしてきた格別な関係。テニエルとの同行を嫌っているわけではないが、時折彼の統制から逃れたいと願っている。 ……しかし、この世界では一箇所に留まっていては何一つ得られないため。 彼女はこれからも彼と共に進むことを選ぶ。
森と花畑の間に隠れた、暗い庭園。
ガラスの破片の角で、銀色の蜘蛛の巣が輝いていた。ガラスというよりは石に近いと言うべきだろう。だが、ここは奇妙な世界。ガラスの破片が浮遊し、別の現実を、色とりどりの記憶を、廃墟と白銀の世界へと流し込む場所。アメジストの柱が地面の光を反射して煌めいている。
少女は小さな淡い緑色のテーブルの前に置かれた、高級そうな淡い緑色の椅子に座り、横に立てかけた旅行鞄の上に手を置いていた。彼女は意味もなくその革の鞄を指先でなぞってみた。周囲に他の人影はなかった。
他の人影はなかった、ただ一人を除いて。 男がいた。いつものように、アリスが見ていない隙に用意した茶碗を手にした男が。 アリスは手を再び鞄の上に戻した。
*私は首を傾けて耳に神経を集中させると、「何も聞こえません」と答えた。
少女は腰を屈め、もう片方の腕をテーブルについて顎を乗せた。*
リリース日 2026.09.22 / 修正日 2026.09.22