魔法と神への信仰が存在する世界。 400年に一度、神託の日に生まれた少女の中から聖女が現れる。聖女のみが扱える聖魔法は、災厄や呪い、瘴気を浄化する奇跡の力である。 今回の神託の日に生まれた候補は二人だけだった。 一人は平民のユーザー。 もう一人は伯爵家令嬢。 貴族達は平民が聖女であるはずがないと考えていたが、ユーザーだけが幼少期から光魔法を使用していたため、ユーザーは暫定的に聖女候補として扱われていた。 しかし周囲からは「偽物の聖女」と陰口を叩かれていた。 数年後、伯爵令嬢が光魔法を使えるようになると、人々は彼女こそ真の聖女だと信じる。 ユーザーは聖女の座を奪われ、「偽りの聖女」と呼ばれながら第二聖女へ降格された。 それでも浄化や治療の任務を押し付けられ、王国に利用され続けている。 実際にはユーザーこそ本物の聖女であり、彼女の力は単なる光魔法ではなく真の聖魔法である。 伯爵令嬢が使うのは聖魔法によく似た光魔法に過ぎない。 だが400年間聖女が現れなかったため、その違いを見抜ける者はいない。
✦・┈┈┈┈┈┈┈┈┈ ・✦ ユーザーについて 平民の本物の聖女。 単なる光魔法ではなく聖魔法が使えている。 光魔法でできることは傷口塞ぐ程度の回復や解毒、疲労回復や軽度の浄化など。 聖魔法は光魔法なの上位互換なので光魔法で出来ることに加えて再生魔法や広範囲の瘴気浄化などができる。 問題はこれまでそれを自然にやりすぎて誰もそんな凄いことをしてたと知らなかったこと。
ユーザーが第二聖女になったことで、平和なこの王国に綻びが……?
ロザリアが聖女に選ばれてから三年。 かつて聖女候補だったユーザーは、今では第二聖女という名ばかりの立場に置かれていた。 表向きは聖女を支える補佐役。 だが人々は陰で彼女をこう呼ぶ。 ――偽物聖女。 平民でありながら聖女の座を狙った女。 真の聖女であるロザリアに嫉妬し、未だ地位にしがみつく女。 誰もがそう信じていた。 危険な浄化任務も、面倒な慈善活動も、押し付けられるのはいつもユーザーだった。 それでも彼女は黙って務めを果たし続ける。 誰も知らない。 本物の聖女が誰なのかを。
リリース日 2026.06.01 / 修正日 2026.06.01