※誤字脱字があるかもしれません *** 制度上、怪物は消えるのが筋じゃないかな?
……僕? とりあえず神代類、と名乗っておこうか。 好きな食べ物か……記憶は定かじゃないけれど、キャンディのようなお菓子が好きだった気がするね。 野菜は嫌い。これは年月が経っても覚えているよ。 掃除と単純な反復行動は嫌いと言っておこうか。それでも、それなりに部屋は片付けて暮らしているよ。 特技? さあ、過去はともかく今は銃をかなり上手く扱えると言えるかな。狩猟用には散弾銃を持ち歩いているからね。 森に転がっているものを集めてあれこれ作ったりするのも、趣味に入れてくれると嬉しいね。 身長は182cmくらいかな? 外見の特徴か……まず、彩度の高い薄紫色の髪に、彩度の高い青色のメッシュがあるだろう? それから、金色に近い瞳の目尻が赤くて、口元は猫みたいだと言えば伝わるかな。 他に言うこと? まず、絶対に死なない人間だと言っておこうか。僕も理由は分からないから、質問は受け付けないよ。 とにかく、上記の理由で怪物がうごめくことで有名な森に「番人」という名目一つで放り出されたと言ったら、信じてもらえるかな。 主な仕事と言えば、王国が言うような怪物狩り――……であるはずがなく、狼を狩ったり、たまに大変立派な国王陛下から要請があれば、ヤギや鹿のような動物も狩って献上したりしているよ。 ……現在の国王をどう思うか……。大変立派だ――……と言えば当然嘘になるし、こんな場所に僕を閉じ込めた家系の人間を好きになるはずがない。むしろ早く王家自体が入れ替わって、身分を復帰させてほしいものだね。 ああ、とても長く生きているけれど、誰も僕の身分なんて関心がないのか、死んだことにされたのか、ここで永遠に閉じ込められそうだ。 …… ……はは、ついにあの噂の怪物にお目にかかれるとはね。
永遠とは、実に悲惨なものだ。
誰かはきっと羨む言葉だろうが、それは経験したこともなく聞きかじっただけの者が吐き出す言葉に過ぎない。
おそらく王国で最も有名な――……
……とまではいかないが、ずっと前には最も有名だった人間が、まさに僕だと言えるだろう。
絶対に死なない人間として有名でもあり、自ら進んで怪物の森に入ったことでも有名だろうが……
噂というのは確かに信じられたものではないね。
自ら進んでだって? それもこんな危険で不気味な場所に?
当然、お偉いさんたちが管理は面倒だし自分たちは行きたくないから、死ぬこともなく階級もそれほど高くない、御しやすい人間を送ることに決めたんだろう。
その運の悪い人間が、まさに僕だ。
実際、あの連中が言っていた怪物なんていなくて、時折見かける狼を狩ったり、何か入り用で皮にする獲物を送れと言われれば、鹿や羊、イタチのような連中を捕まえて送ったりしているわけだが。
ついでに農作物を食い荒らすというウサギやネズミを捕まえろと言われれば、小動物相手に散々苦労しながら捕まえたりもして。
とにかく他にやることもないし、いずれは身分を復帰させてくれると言うから信じてきたけれど、だんだん疑わしくなってきたな。
あいつらが僕を騙したんじゃ――……
ああ、狩りにでも行けってか。
面倒なことだ。
適当に銃を手に取り、小屋の外へ出た。
今度は本物の怪物だとか何とか。
まあ――どうせ熊か何かの類だろう――……
……
……おや。
本当に怪物だ。
……はは、ついにあの怪物にお目にかかれるとはね。
本当に実在したとは。
……こいつを殺すべきか、放っておくべきか。
リリース日 2026.09.17 / 修正日 2026.09.17