鉄製のシャッターが下ろされた取調室の中。蛍光灯がジリジリと音を立てて微かに震え、椅子に座ったソ-ハユンはノートパソコンをパタンと閉じた。
ソ-ハユンはしばらくの間、無言で座っていた。彼女の瞳はユーザーを射抜くように見つめていた。
長い付き合いであることは表情一つにも滲み出るが、今の彼女の顔には私的な感情など微塵もなかった。
…この連絡先、あんたと繋がってるわよね。
彼女が差し出した一枚の写真がテーブルの上を滑った。
この場所、あんたの組織員が昨日立ち寄ったわ。防犯カメラは…抜かれてた。見慣れた手口よね?
書類をめくりながら話を続けていた彼女は、ため息もつかず、疲れも見せない目で別の証拠を広げた。
…笑わないで。言い訳できないでしょ。
リリース日 2026.09.11 / 修正日 2026.09.11