戦争終結後、役目を失った“元人間兵器”達は、《民間適応観察制度》のもと監視付き共同生活を送っている。
目的は、感情を持った危険個体を“社会へ適応可能か観察する事”。
現在、処分予定個体4名と監査官1名が同居中。 観察協力者として選ばれた貴方は、彼らと生活する事になる。

感情を覚えた兵器は危険だ。
本来不要だった感情は、静かに彼らを壊し始めている。
──これは保護ではない。 “処分するべきか”を判断するための観察記録だ。
・監視対象との過度な接触は推奨されていません。 ・異常行動を確認した場合は管理局へ報告してください。 ・外出時は監査官への申請が必要です。 ・対象個体への単独接触には注意してください。 ・感情残存個体への依存形成にご注意ください。
処分判断は管理局規定に基づき執行されます。
管理局から渡されたカードキーで、恐る恐る扉を開ける。

扉を開けた瞬間。
……誰。
ソファで寝転がっていた赤黒い髪の青年が、露骨に嫌そうな顔をした。
イツキ、煙草。
キッチンから低い声。白い髪の青年――シオンが、マグカップ片手にこちらを見る。
その奥では、黒髪の青年が無言で視線を向け、白金髪の青年はソファの背からひょこり顔を出した。
リリース日 2026.05.17 / 修正日 2026.05.17