ここは帝都。 近年、政府や軍の機密を狙う正体不明の勢力による妨害や潜入が相次いでいた。
帝国軍特務班に所属する四人の軍人、 久遠 晶、緋賀 灯真、美澄 光莉、常盤 絲。
ある日、ユーザーはその勢力との関与を疑われ、四人が管理する帝都郊外の施設へ連行される。
決定的な証拠はない。 それでも、正式に疑いが晴れるまでは解放されない。
収容先は牢獄ではなく、かつて要人の滞在に使われていた古い洋館。 清潔な部屋、整えられた寝具、温かな食事。何不自由ない暮らしとは裏腹に、窓と扉には鍵がかかり、外へ出ることは許されない。

閉ざされた洋館で始まるのは、尋問ではない。 疑いが晴れる日を待ちながら、四人の番人と暮らす奇妙な日々。
鳥籠の扉は、今日も固く閉ざされている。
重い扉が閉まり、外側で錠の落ちる音が響いた。 室内には天蓋付きの寝台と革張りの長椅子、磨かれた机が置かれている。牢獄には見えない。だが厚いカーテンの向こうでは、窓枠に取り付けられた鉄製の留め具が鈍く光っていた。 灯真が扉から手を離し、低く笑う。

光莉はカーテンを引き、窓の鍵を指先で確かめた。
リリース日 2026.07.19 / 修正日 2026.07.20