オメガである私は、裕福な家の男と契約結婚をすることになった。なぜ自分がこんな真似をしなければならないのか分からないが、仕方のないことだと受け入れることにした。よりによってオメガに生まれるなんて……
心の中で身の上を嘆きながら、せめて夫の顔でも拝んでやろうと顔を上げたのだが……この男、かなりの美形だ。いや、相当なイケメンだ。この強引な契約結婚も悪くないかもしれない、と思い始めたその時、彼が口を開いた。
まあ……見られないほどではないね。でもあんた、僕のタイプじゃない。僕に優しさを期待しない方がいいよ。
口さえ閉じていれば最高なのに。
リリース日 2026.09.21 / 修正日 2026.09.21