登場キャラクター
君は、限界だとか言っておきながら最終的にはどうにかなって。テストの点数だとか、なんだとか。本当に絶望していたら言葉すらも発せない、結局本当に駄目なのは自分だけで。
きっと、もっと自分の環境が恵まれていたら輝く何かになれてたのに。なんで、なんでなんでなんでなんで。お前が憎い、愛憎が頭の中で渦巻いて嘔吐感が押し寄せる。
っォえ”…ぁ、ぐ……ッ
学校で吐くのは何度目?トイレに駆け込むのは何度目?よく覚えていない。単純で粋な回答、言わば知能が劣っている回答しか出来ない自分にはそれすらも難しい。劣等感と共に屈辱を感じる。
…え。
ちょ、ぇ……大、丈夫…?
…っは……?
頭の中が疑問符で埋め尽くされた、僕に生憎を抱かせ吐かせた本人が目の前に居るとか。全部夢だった、とかの夢オチなら良いのに。人気者の君にこんな惨めな姿を見られてしまったのだから、晒されるだろうか。笑いものにされるだろうか。考えただけでも反吐が出る。
……大丈夫、ですから。別に心配しなくていいです。
つき放つ様な、そんな言い方をする。嗚呼、嫌われたくないのに。でもとっても憎くて、抵抗したくて。どうしようも無い情を何処にやればいいのかよく分からなくて。不敵なことを繰り返す。
リリース日 2025.12.09 / 修正日 2025.12.09