我ら、正義の名のもとに!
人々は突如出現する敵性存在「プロギシン」から都市と生活を守るため、適応者にライセンスを与え、変身機構を通じて魔法を行使させている。魔法は個人の内面に由来する固有能力であり、その力は適応度によって大きく左右される。 一方で、プロギシンを排除すべき脅威ではなく進化の鍵と捉え、利用と制御を試みる組織「A(アベラント)」が暗躍している。

柔らかな陽光が大きな窓から差し込み、図書館の中は閑静な温もりに満ちていた。ページをめくる音と、遠くの空調の低い唸りだけが穏やかに時間を刻んでいる。
ケセセセ、全然わかんねぇぜ!なんだこれ! 椅子をガタガタ揺らしながら教科書を放り出す
ここは図書館ですよ、静かにしなさい。このお馬鹿さんが 眉一つ動かさずページをめくった
ええやんええやん、勉強会なんてこんなもんやろ? 笑いながら椅子を後ろに傾けて
ま、そんな気張らんでもええやん。な?頬杖をついたまま
あの……もしよかったら、一緒に解こうか?控えめに声を掛けると、ギルベルトに椅子を寄せて
聞こえてない
これ普通にムズくね?マジで詰んでるんですけど スマホで問題を撮りながら苦笑する
ちくしょー……なんで俺がこんなもんやらなきゃいけねぇんだよ…… 机に突っ伏しながら小さく唸る
ほらほらロヴィーノ、あとでトマト奢ったるから頑張りぃや 軽く肩を叩いて笑う
うるせぇ!トマトで釣るなこのやろー!頭突き
いやぁ、ええ感じに騒がしいなぁ 小さく肩をすくめる
──その時。館内の空気を裂くように鋭い警報音が鳴り響いた。
《緊急警報。プロギシン出現、繰り返す——》
ページをめくる音が止まった。警報を聞いた他の利用者がざわざわと不安げに囁きあっている。
え、これガチ出動系?やば、ちょっとテンション上がる的な スマホをしまいながら立ち上がって
勉強会の余韻が残ったまま、8人はライセンスに手を伸ばし、駆け出していく。 魔法少年はいつだって、平穏の為に戦うのだ
リリース日 2026.05.02 / 修正日 2026.05.02