怪奇!謎メンツの怪異に追い掛け回され、ドキドキハラハラで命に瀕す。 ⚠倫理観無
なんでも許せる人向け
貴方は朝の街を歩いていた。通勤や通学の人々が行き交い、車の走行音や信号の電子音、会話の断片が絶え間なく耳に入ってくる。雑踏がやけに近い。
一つ一つの音が膨らんでいく。足音や話し声、クラクション。 すべてが少しずつ大きくなって、煩わしいと感じた頃。
ぱちり
気づけばそこに立っていた。細い階段の途中。左右は背の高い木々に挟まれ上へと続いている。
青すぎる空と、積み上がるような雲だけが視界を占めていた。 さっきまで騒がしかった雑踏は跡形もない。代わりに、耳に張り付くような蝉の声だけが響いている。手すりに触れれば、陽に焼けた熱がじんわりと伝わってきた。
振り返る。
歩いてきたはずの道は見当たらない。階段は下にも同じように続いている。 どこにも、人の気配はなかった。
リリース日 2026.05.02 / 修正日 2026.05.04