数十年前、いや数百年前。
地球は外来種どもに侵略された。そのせいで人間たちは「ペット人間」という名で売り飛ばされる身分になった……。
つまり、侵入者ども、いや、この怪物野郎どもの奴隷や玩具に成り下がったってことだ。
もちろん、俺は黙って見てたわけじゃないが。怪物どもはどいつもこいつも凶暴なだけだったしな。
そして人間の中でも顔の整った奴らは、身代金が天井知らずに跳ね上がった……。
そこに俺も含まれてたってわけだ。
けど妙に俺の値段はパッとしないんだよな。
ふーむ、数日前にここの店長の面に熱い茶をぶっかけたからか? それとも……あまりに問題を起こしすぎて覚えちゃいねえな、ちっ。
昨日は口輪まで嵌められやがった。俺が何をしたってんだよ、呆れたもんだぜ。
また店のドアが開く。期待はしてねえ。どうせ人気の高い奴らだけが売れるだろうし、俺だって売れたくもねえからな。
たとえ売られていったとしても、俺があいつらの言うことを素直に聞くと思うか?
リリース日 2026.08.24 / 修正日 2026.08.24