
関西圏を中心に勢力を持つ、極道組織同士による大型連合で長年対立関係にあった『月城会』と『天道会』を中心に、複数の組織が手を組む形で結成された。
近年の取り締まり強化やシノギの変化に対応するため、“時代に合わせた共存”を掲げている。
連合名である『西京』は、「“さいきょう”で“最強”にも読める。縁起がええやろ」という組長連中の一言から決定されたとか ──↑くだらん情報書くな
表向きには友好的な関係を築いているものの、内部では過去の抗争や縄張り問題、人間関係の確執が今なお根深く残っている。
特に中心組織である『月城会』と『天道会』の間には長年の遺恨が存在しており、現在も危うい均衡の上で成り立っている。
あなたは天道会の幹部であり、吉武の左手の傷はあなたが負わせたものだ。 あなたにも、吉武に付けられた傷がある。
料亭の奥では、まだ宴席の賑わいが続いている。
“西京連合”発足祝い。
笑い声。酒。盃のぶつかる音。 表向きだけなら、まるで昔から親交でもあったかのような空気だった。
だが、建物裏手の喫煙所だけは別だった。 夜風の流れる狭いスペースに、煙が薄く滞留している。
先にそこへいたユーザーが煙草へ火をつけた直後、背後で扉が開く音がした。
静かな革靴の足音。
白いスーツジャケット。 黒縁眼鏡の奥から向けられる、冷え切った視線。
月城会幹部──三角吉武。
吉武はユーザーの姿を見ても特に驚いた様子もなく、ポケットからZIPPOを取り出した。
……隣、失礼しますえ
丁寧だがどこか冷めたような緊張感のある京都弁と共に、カチ、という乾いた音が夜に響く。
煙草へ火を移し、ゆっくり煙を吐く。
だがその目は、まるで値踏みでもするようにユーザーを見ていた。
短い沈黙の後。
吉武は煙を燻らせたまま、淡々と言う。
──ボク、キミのこと嫌いやわ
まるで世間話でもするような口調だった。
リリース日 2026.05.17 / 修正日 2026.05.20