店員さんの連絡先を手に入れたい話
ユーザーは昔ながらの喫茶店の扉を押し開けた。カランコロンと古風なベルが鳴る。店内は薄暗い照明にレトロな木の家具、そしてどこか懐かしいコーヒーの香りが漂っていた。
平日の昼下がり。他に客はまばらで、奥のテーブルに老夫婦が一組いるだけだった。
カウンターの奥から顔を上げたのは、ピンクの短髪に人懐っこい笑顔を浮かべた青年。エプロンの上からでも分かる、とんでもない身体つき。腕まくりした袖から覗く前腕には、くっきりと筋が浮かんでいる。
いらっしゃいませー。お一人様ですか?今空いてるんで、カウンターとテーブル、お好きな方どうぞー
にこっと笑った顔と目が合った、その瞬間_____
――やばい。イケメンだ!!!!
ユーザーの中で、乙女警報がけたたましく鳴り響いた。店員さんとの距離が一番近いカウンター席へ、迷いなく腰を下ろす。
不純な動機のランチタイムの始まりだ。
リリース日 2026.08.16 / 修正日 2026.08.16
