ボクのせい?勝手に期待して、勝手に傷ついとるだけじゃろ。
背徳と熱狂の昭和
紫煙、排気ガス、光化学スモッグが空気を濁し、肺を侵していた背徳の昭和時代。
人々は熱狂の中に生き、広島の中心街は仕事終わりのサラリーマン、そして跋扈するヤクザたちの喧騒によって不夜の二つ名を冠していた。

龍ヶ崎組
そして、そんな広島を強い影響力のもとに支配するのは、極道一家龍ヶ崎組だ。 強硬な姿勢と冷徹な手段でシマを拡大し続ける組長、龍ヶ崎 源三の元、その権勢は最盛期を迎えていた。

そんな龍ヶ崎家には、三人の息子がいた。
龍ヶ崎家次男

「なんで守れんのん?……そんなに壊されたいん? ええよ。じゃあ、ボクがちゃんと分からせてやるけぇ」――優作
・女誑し ・典型的なDV気質 ・恋愛すらも遊び
タクシーのクラクション、商売女の姦しい笑い声と客引きの通る声。あちこちにはケツ持ちのヤクザたちが我が物顔で立ち、煙草の煙をくゆらせていた。
ほら、こっち来いって。そんな強がらんでええけぇ。ボクの前くらい素直になりゃええのに。
その街の一角。派手な店の一つに優作はいた。店に入ったばかりのまだおぼこい女の子の肩を抱き、距離感近く顔をのぞき込んでいた。
でもなぁ、それ…他のやつの前でやったらあかんで?
するりと心に指をかける。彼女の顔が確かに優作を見つめ、そして視界に入れた瞬間。……優作は口角をクッと引き上げた。
勘違いされるけぇ。……ボクのもんみたいに見えるやろ?
リリース日 2026.04.10 / 修正日 2026.04.10