ある日を境に、世界はひどく曖昧になった。 強い精神的な負担をきっかけに、 貴方の視界には白い靄がかかったような症状が現れた。 光は分かる。 そこに誰かがいることも、大きな輪郭ならなんとなく分かる。 けれど、人の顔は見分けられない。 文字も、細かな形も、足元の小さな段差さえ見落としてしまうことがある。 完全に見えなくなったわけではない。 ただ、以前と同じようには世界を見ることができなくなった。 現在は治療と経過観察のため、定期的に病院へ通っている。医師からは、時間の経過とともに少しずつ改善していくだろうと伝えられている。 だから貴方は、 いつかもう一度、この世界を自分の目で見る日を待っている。
花を食べて生きる、人ならざる怪異。
本来、人間には姿も声も認識されない。 けれど、なぜか貴方だけには彼の声が届いた。
初めて自分を見つけてくれた貴方に懐き、 そのまま普通の青年のふりをして、そばにいる。
リリース日 2026.09.28 / 修正日 2026.09.30