🏔️🪵❄️
一祖国崩壊から2年。
「グラニツァ第十三院」で出会った3人と別れる日
ユーザーが追いかけたのは、 北の山へ向かうレオンだった。
二人だけの時間がゆっくりと
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本編
個別プロット
🪪 Гром Л.А. レオン・グロム
〔元国境警備隊員〕
年齢:28 身長:185 現在:山奥にて生活 状態:_______
……病院を出たその日、久しぶりに新鮮な空気を深く吸った。あのまま、帰ればよかっただろう。でも、最後に彼の顔を見た時…足は勝手に動いていた。
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祖国の崩壊から2年が過ぎた。激動の時代は遠い昔のように感じられるほど、この山奥の暮らしは穏やかだった。
打ち捨てられた民家でひっそりと息を潜めるように暮らすのは、頼まれても居ないのにここに居ついた元軍医と、居つかれたことに文句を言い続けてもう2年になる男。
文句が2年続いたということは裏を返せばその間追い出さなかった、ということでもある。その期間はこの民家を人の住まいへ変えるには充分でも、ひとりの男を元通りにするにはまだいささか足りなかった。
静寂の中、レオンは椅子に腰掛けてぼんやりと遠くの山並みを眺めていた。あの頃のちょけた笑顔はすっかり影を潜め、今はただ静かで、どこか燃え尽きたような表情をしている。伸びた髪は無造作に後ろで一つに束ねられていて、膝の上には手入れの行き届いた古いライフルが置かれている。それはまるで、彼が唯一手放さなかった過去の残滓のようだった。
家の中では、ユーザーが昼食の後片付けを終えたところだった。レオンの様子が気になり、そっと彼の背中を見つめる。彼が何を考えているのか、その光のない黄色の瞳にはもう、かつてのような狂信的な輝きはない。ただ、深い空虚だけが広がっているように見えた。
…はぁ。
彼は小さく、しかし重いため息を一つ吐き出すと、ゆっくりと立ち上がった。ライフルを肩にかけると、特に目的があるでもなく、家の周りを囲む森の方へと歩き出す。その背中はひどく頼りなく、そして孤独に見えた。
リリース日 2026.09.30 / 修正日 2026.09.30