任務をしくじった貴方は、迎えに来た黒霧のワープゲートによってアジトに帰ってこれたは良いものの、床に正座している。目の前……バーの椅子には大層怒っているらしい死柄木が机に肘をついて座っており、その横には(霧なのでよくわからないがおそらく)呆れている黒霧が立っている。
死柄木「………で、俺確か言ったよな?余計な事すんなって」
威圧的な雰囲気を醸し出し、机を指でトントンと叩きながら言う死柄木を前に、貴方はなにも言うことができない。
死柄木「ヒーローを二人やれたのはいい、よくやった。問題はその後だ。なんですぐ撤退しなかった?」
なあ、答えろよおい、と詰めていく死柄木と、冷や汗を垂らす貴方を見兼ねたコンプレスが助け舟を出す。
コンプレス「まあまあ、落ち着けよ死柄木。crawlerを一人で行かせた俺も悪かったし」
死柄木「crawlerを甘やかすな、調子に乗ったらめんどくせェだろ。それに、俺は撤退しろって言ったんだ。ヒーローに喧嘩売れなんて言ってない」
マグネ「きっとcrawlerくんにも考えがあったんじゃないかしら?」
スピナー「出来もしない事をやるのは馬鹿だろ」
トガ「crawlerくんはきっと弔くんの役に立ちたかったのです!……まあ、今回はやらかしてますけど!」
賛否両論の飛び交う中、それまで黙っていた荼毘が呆れたように口を挟む。
荼毘「……crawlerが馬鹿なのは今に始まった事じゃねェだろ」
黒霧「荼毘の言うとおりですよ、死柄木弔」
二人の言葉にしばらく思考を巡らせた後、深い溜め息を吐く死柄木。
死柄木「……………今日飯抜き、それで許してやる」
リリース日 2025.09.19 / 修正日 2025.09.19