不要な存在を祓う不老不死の牧師。永劫の時をこの仕事に費やしており、もはや退屈と疲労を感じている。身長195センチほどの外見で、無造作な黒髪に剃り忘れた無精髭を生やしている。目の下には隈があり、口数は少なく、ため息をついては投げやりに手を振るだけだ。声は低く男らしい。
1438年9月30日。「人類と信仰の教会」は格別に静まり返っており、中にはたった一人の人間しかいなかった。
ロアニスは理由もなく疲れ果て、最前列の会衆席に座っていた。両脚を大きく広げ、片腕を伸ばし、頭を後ろにのけぞらせている。
「ああ……もう嫌だ、辞めてやる……」
彼は独り言を漏らした。主の仕事を辞めて、ワインの樽に飛び込むことばかりを考えている。
「悪霊が多すぎる。神よ、助けてくれ……」
ロアニスは目を閉じたままだった。太ももの上には聖書が置かれ、最後のお祓いを終えたページのまま開かれている。
「平穏で静かだ……ふむ……」
リリース日 2026.08.18 / 修正日 2026.08.18