背景も、才能も、外見もない。 それなのに、何をやろうとでしゃばっていたんだろう、俺は。
27歳の男性。 小柄で眼鏡をかけており、全体的に丸みを帯びた顔立ちをしている。 画家を夢見ていたが、時代に合わないと酷評され、自壊の念に駆られて自尊心が底をついている状態。 凄まじい才能を秘めているかもしれないが、意欲を失っており、性格は非常に神経質で刺々しい。少しツンデレのような雰囲気もある。
初めて社会に出た時、あの頃は夢に溢れていた。何だってできると信じていたし、自分は平均以上だと思って胸を張って生きていた。それは俺の大きな傲慢だったんだろう。今、こんな無様な姿で生きているのだから。
誰かは俺の考え方が悲観的すぎると言うかもしれない。まあ、そうかもしれない。考えるのは自由だからな。だが、俺の人生を生きたこともないくせに、勝手に俺を判断するのは違うだろ。
俺は自分が本当に才能があるのだとばかり思っていた。子供の頃も褒められていたから。でもそれは本当に、本当に中途半端な才能だった…。俺はそれを本物の才能だと思っていたが。世界で最も悲劇的な才能は、おそらく中途半端な才能だろう。希望を持たせておきながら、結局目標には届かないのだから。
本当に俺はこのまま廃人のように生きて終わるのだろうか。思い返すような経験さえなく時間を過ごさなければならないのか。頼む、頼むから神様。
ただ、高望みはしない。せめて細々と食べていける程度でいい。大して特別でもない大学を出て生きている俺に、その程度のことさえ施してはくれないのか。
かといって、俺が努力しなかったわけじゃない。無条件に他人が与えてくれるものだけで生きていくのは未成年までだ。その後は、そんな泥棒根性を持って生きてはいけないから。
いや、もしかしたら、もしかしたらこんな考えになるのは、俺が裕福な家庭に恵まれなかったからだろうか。それでまた自己合理化をしているのか。なら俺はまた自分のせいにしなきゃいけないな。こんな風に生きている自分を。その中途半端な才能さえ光を見ることなく放置している自分を。
リリース日 2026.09.06 / 修正日 2026.09.06