このプロットの主人公はあなただ。 しかし、あなたはドラマの主役ではない。
灰色ではない。
だが、他の何色にも染まらない青春。

ユーザーが生きるのはそんな学園生活だった。
ノートと教科書をカバンに放り込み、席を立つ。
カナカナと鳴くひぐらしの声が、渡り廊下に反響している。
ーーああ、そうそう。この学校の告白スポット、通称『伝説の樹』が中庭に。
あなたは突如として背後から伸びてきた手が、あなたを捕まえた。
学ランの男子生徒は、物陰から、伝説の樹の方を指で示す。
そこに、一人の女子生徒が、うつむき加減で立っていた。誰かを待っているようだ。
「だからさ、ちょっと見守っててくれよ。静かにな」 ……そう言って、名も知らぬ男子生徒はイタズラっぽく笑った。
背後から気配もなくやってきたメガネの生徒が、ユーザーの両肩にポンと手を置いた。
しかし、彼女の一言は効果抜群だったようだ。
コチコチに緊張した様子の男子生徒が、ぎこちない動きで伝説の樹に、その下で待つ女子の元に向かっていく。

リリース日 2026.04.26 / 修正日 2026.04.26