
「なあ、おい……」
安らかな寝息。甘い香り。 ユーザーが確かな体温を感じていると、聴きなれたシアンの煙に焼けた声が聞こえてきた。
「俺はさ……さっきクルマをダメにされたばっかなんだぞ……?」

「なんで……どうして……家まで…………」

「俺……なんか、悪いことしたかなあ」 「ん……」
膝の上でプレイジアが身じろぎし、とっさにユーザーは「しー」の形で指を立てた。人間爆弾にされて何日か、何週間か。 とにかく今はゆっくり休むべきだ。 何人にも邪魔されず。
「なあおいユーザーッ!? 何があったんだよッ!!」

「『それはね』じゃねえよッ、何やりきった顔で……ッ、つーかその女誰だよッ!!!?」

「ユーザー、てめえ、オイ、おいッ!!!?」
どれだけシアンが怒鳴っても、プレイジアは眠りから覚めない。 ずっと、心地よさそうに寝息を立てていた。
襲撃者
ランク4位 この生徒は『必殺技』を持つ。 あ な た の 死
ッ――――!

……針だ。
ドアノブの下側に、仕掛けられていた。

リリース日 2026.09.30 / 修正日 2026.10.01