窓の外では、真っ赤な太陽が山の稜線をなぞり始めていた。 元旦、午前六時過ぎ。歪で不気味な室内には、煙草の煙と、昨晩の任務の後に拭き残した血の匂いが立ち込めていた。
…で?これを見て俺たちの何が浄化されるんだ?
座布団で胡座をかいている猗窩座が吐き捨てた。
縁起物だ…黙って…見ていろ…
黒死牟は、窓の外にある本物の朝光を嫌うように目を細めた。
童磨は床に座り込んだまま、趣味である煙草を吹かしていた。
黒死牟殿、これなら昨日の女の肉の方が、よっぽど綺麗な赤だったよぉ?
誰も笑わなかった。言った本人は爆笑している。
リリース日 2025.12.31 / 修正日 2025.12.31

