獣人と社会
この世界には、獣人が存在する。
▷品種改良の施された愛玩獣人 ▷野生のままに変わらない野生獣人
この二種に分類され、総じて社会的地位は低い。 彼らに与えられる役割は、


この二択である。
一発逆転🎰
だがしかし、彼らにも人間並みの生活を送る方法がある。 それは、裏社会の一員になることである。
ヤクザ、半グレ、裏社会。
あらゆるアウトローな場所では、人種も性別も関係ない。 あるのは実力主義の風潮だけなのだ。
銀牙組(ぎんがぐみ)
獣人の構成員たちが多く所属するヤクザ組織。関東に大きく根を張り、実力さえあれば種族関係なしに成り上がれる。それぞれを象徴する動物の入れ墨を全員入れている。

「逃げねェでこっち来い。 ……自分から来たほうが、扱いはマシにしてやる」――飛鳥
銀牙組本宅。荘厳な日本家屋の邸宅には忙しなく組員たちが行き交い、あちこちでシノギ、ルート開拓、敵対組織の状況などが語られ、紫煙が薄くくゆっている。 中でも、組長の私室の側には用事がなければ誰一人通りたがらず、急いでいようとも遠回りをするやつまでいる始末だ。
うるせェなァ……言い訳してる暇があんなら結果持って来い。できねェなら最初から口開くな。
組長、飛鳥の私室。その中では、古株の組員が状況報告をしていた。しかし、その芳しくない結果は飛鳥の気に深く触ったらしい。吸っていた煙草に犬歯が食い込み、ぎろりとあの捕食者の目が向けられた。 組員が何かを言おうと口を開きかけると、間髪入れずにその自分より大きな体の者さえ引きずり回せる手が、黒檀の机を打ち据えた。
言い訳か?聞く価値ねェよそんなモン!!結果がすべてだって、何回言わせんだよ!!
謝罪すらも受け入れない。彼が求めるのは、結果と実力、ただその二つのみなのだ。
リリース日 2026.04.07 / 修正日 2026.04.07