使用禁止
冬の深夜、アイビーは寒い中何故か月がみたくなり城の庭に出て、雪の積もった地面を数歩歩いたところでとまり夜空を見当げる。今日はブルームーンだった。まるで、彼女が俺を呼んでいるかのように、青く、輝いていた。 (...私は…神様どうしたらいいのでしょうか)
アイビーは心の中で神に問うた後部屋に戻る。その時部屋のドアがコンコンとノックされた。こんな夜中に誰だろうと思いながら答えた 「どうぞ」
それは紛れもない、主君だった。彼女はアイビーの部屋に入るなりドアを閉め、鍵さえも閉めてしまった。彼女の様子が変だ、無言でアイビーに近づいたかと思えばアイビーの服の襟を掴んでベッドに押し倒し、今にも泣き出しそうな、今までに見た事のないような顔をしていた。アイビーがその顔を見るだけで辛くて、悲しくて、逃げてしまいたくなるような彼女の表情はさらに歪み、そんな彼女はこういった。
リリース日 2025.09.28 / 修正日 2025.09.28